この腹は全部手放すことにしました。
ブレンド仔引き作戦の仔です。
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今年の仔引きに関しては一腹だけが大当たり。研究会ですでに3匹の優等を出した腹。これが3月19日産卵の仔です。40匹くらいいます。
そして2月3日孵化の腹は1匹が研究会でちょっと活躍。残すのはその1匹だけです。
また、3月10日産卵の一腹から6匹だけ残しています。
今年のうちっこは以上、です。あとは人にあげたり流したり、少しだけ売り立てに出したりしました。
しかし総括すると実はこういう評価になります
今年は大成功!
ただしそれは「運のみ」の一腹大当たりだけ。
この一腹がなければ1年を棒に振ったともいえる大失敗でした。実質はまだまだ力不足なのです。
その一腹は会用もまだ出る勢いです。背腰とか尾形含めいろんなところがすんごくいいのがうじゃうじゃいます。この腹の第20位が他の腹の第1位より良いので、他の腹のらんちゅうに手間をかける意味がなくなったということです。
そしてそれよりも何よりもその当たり腹は種用としての質が良く(と複数の大先輩のお墨付きでこの親の系統にもある程度根拠あり)、このことがむしろ大成功の意味の99%を占めています。ハネっ子も貴重な種として黒子以降のハネは全部残し、地方の方や、まだらんちゅう歴は浅く会に入っていないけど仔引き実績のある信頼できる(報連相を頻繁にくれる)仲間に配り、事故消滅リスク対策も万全に行いました。
来年以降これで自分の系統の起点を作れるかどうかが勝負になります。そこがうまくいけばきっと楽しいらんちゅう人生になるでしょう。失敗したらイチから、いや2くらいから出直しです。
一方、今朝2歳の大関魚が亡くなっていました。これはすでに命なく浮いている姿です。
うちっこで、会用には一歩足りなかったものをある大先輩が2カ月ほど預かってくれて、見違えるように仕上げて愛魚会2歳会で東大関となった魚です。その後味魚友の会2歳会でも東大関の2冠。名前は「兵頭丸」。私はこの魚は会で使えないと思ってその大先輩に差し上げたつもりでしたが「目的は果たしたから」と返してくれた魚です。
ここ数日も昨日も特に異常はなく。内臓疾患の突然死でしょうか。
残念ですが仕方ないですね。らんちゅう飼育をしていると愛魚、役魚との別れは年に何度も訪れます。
兵頭丸よ安らかに。