種魚を1匹導入することになりました。その受け入れ準備。
今度導入する1匹のらんちゅうは私が購入した中では今までで一番高価ならんちゅうです。
この趣味を始めたころはそんな高い金魚を買うなんて想定外でした。
しかしいろいろ勉強したり体験するとわかってきました。高い倍率の選別を勝ち抜き、多くのエサ代と手数をかけて育てるらんちゅう。それはいいものであればたとえ数万円でも売り手の立場にすると割に合わないものだということを。売り手が割に合わなければ買い手としてはお得なわけです。
そこで問題となるのが「割に合う」の定義です。私は会社を興して10年。なんとか生きてこれましたが、事業成功の指標を1時間の労働生産性が6000円、に置いています。
1時間働いて6000円儲からない(投資段階を除く)ことには時間を割かない。これが事業成功の秘訣なのです。なぜ6000円かを書くと長くなるのでそれは別の機会に。
らんちゅうを育てて売るということについて時間当たりの労働生産性が6000円以上になるとは到底考えにくいわけです。規模が小さいほど特に。
らんちゅうを仔引きして育てようとすることはそれ自体を楽しむためなので生産性は考えません。
ですが種として仕上げるために労力や餌代を割くこと、あるいは安い魚で結果的に遠回りするすること、は違うかなと思いました。
年齢が51歳ということもあり、最近はお金はしばしば時間を買う目的で積極的に使っています。このあたりは若いころには持ち合わせていなかった感覚です。
安物買いの銭失いになりかねないのもこの趣味の注意点なのかもしれません。