ここは自宅の4階(屋上)。タイル製の坪池4つ。
東京地方はここ数日春の陽気。水温は時に15℃を超え、冬眠組の金魚たちも泳ぎ始めました。坪池を3匹のらんちゅうが優美に泳ぐ姿は最高です。
らんちゅう飼育の本当の楽しさはまさにこの泳ぎを観賞する瞬間にあると思うのですが、品評会対策のことばかりが頭の中にいっぱいでついつい忘れがちですね。
ちなみにこの魚たちは会でもない種でもない戦力外の魚。尾が多少閉じていたり、するためですが背腰はきれいで泳ぎがスムーズ。まさに「観賞用」のらんちゅうです。
昨日、ここにベンチを設置しました。坪池を泳ぐらんちゅうをただただ眺める。ここには何時間いても飽きません。残りの人生ずっとここですごしたいくらい(笑)。
こちらは3階バルコニーの3m×1.8m池。
ここに泳ぐ親の関東アズマもお目覚めのようです。水温は15℃。
防鳥対策はこんな感じで簡単に。竹は軽いのでいつでもさっと取り外せます。
そして1階の温室へ。
関東アズマの1月生まれの仔たちはこの中。すでに1度選別済みですがまだ相当数がいます。500くらいはいるかも。ただ、じっくり見ると尾と色で合格、は10%くらいしかいなさそうです。また近日選別をしなくてはいけません。50匹から100匹くらいに絞って春になったら3m池で親と混泳させる予定。
100匹のアズマが3m水槽で群泳する姿を見るのが夢です。
こちらは2月24日孵化の本命Bペアの仔。2度目の採卵でしたが1回目同様立ち上がりが悪い!
なんかダメそう。
親はこれ。昨年の喜楽品評会でともに前頭だった明け2歳。
うちのらんちゅうの中ではこの2匹が最も形がいいと思っています。特に更紗のオスの方。このオスは観魚会の品評大会でも前頭でした。先日ここを見学に来たある方もこの魚に一番注目されていました。
ただ、なかなか大きくなりません。なので今は種にしています。2歳会で使うかもしれませんが、品評会には厳しいだろうなぁ。グーンと伸びる2歳というものを飼育したことがないのでわかりませんが。親になったころに味が出るのでしょうか。
一方、1月29日孵化の1番仔は順調です。
泳ぎが素晴らしく、今日は円を描くように群泳していました。これって最高ですよね。
その動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=N10xgAWMhxg&feature=youtu.be
この1番仔の両親(本命A)。上が母。会で使うタイプの魚ではありませんが、このペアは今や我が家で最も価値の高い魚(種として)です。これからも頑張ってくれよー
こちらはまだ産卵していませんが、昨年の研究会でいずれも優等経験のあるペア。本命Cと名付けます。オスはとうに仕上がっていましたが、メスのお腹がやっと最近柔らかくなってきました。その動向を見守りたいと思います。
1月30日孵化の2番仔も絶好調。
ただし親がどれなのか不明。だから再現性がないという残念な当たり腹。自然産卵組。
こちらは選別漏れの1番仔2番仔。何匹かはいいのがいそうですが。ここは割り切って。もうすこし育てたらアロワナ君のエサ行きかな。
ハネ仔のオーバーフロー水槽から濾過槽に落下したらんちゅうたちも元気に泳いでいました。
3歳3匹と大きい明け2歳3匹。いずれも元気です。
10月生まれの明け2歳3匹も元気。5月くらいの産卵ならオスは参加できるんじゃないでしょうか。
この明け2歳は発情もせず、2歳では使えそうもない、のですが系統もよく、ポテンシャルもあるので親で勝負かなと考えています。先は長い。
スズキアズマの仔。とても元気、ビュンビュン泳ぎます。
貯水タンク。約500リットル分。こいつの存在価値は結構でかいです。針仔の水替えもノートラブル。
ブライン。ベトナム産の売り切れに伴い「金沙」に変えたのですが孵化率の悪さに大苦戦中。私の沸かし方の問題かもしれないのでもうちょっと試行錯誤します。
孵化後、ベトナムさんは沈むのですがこいつは浮く。沈んでくれないこともこのふ化器ではとてもやりにくい。