先週の暖かさに乗じて温室から屋外池に移動したらんちゅうたち。今週は水温が10度を切り、冬眠のような状態になってしまいました。この魚たちは冬眠せずずっと温室飼育していました。だから生まれて初めての冬眠を今しているのです。しかも2月には産卵しています。
生まれる→夏を超す→そのまま冬眠せずに産卵する→冬眠する。この自然の摂理を無視したおかしな順番を彼らはどう感じているのでしょう。
温室で1月に採りに行く我が家の場合、この流れは来年以降もしばしば起こりうるパターンかと思います。冬眠ではなく春眠ですね。
今朝も産卵がありました。実は今年の仔引きはほぼすべてこのメス1匹のおかげで成り立っています。別の2匹のメスが産んだ分は受精や立ち上がりがダメでまだ結果が出ていません。つまりこのたった1匹のメスがいなかったら今年はやばい状況だったのです。
このメスは昨年の春に所属する会の会長のお宅に初めてお邪魔させていただいたときにお分けいただいた7匹のうちの1匹です。その時はその7匹の中で第6位か7位といった感じでした。だから会には使えなくて2軍池で何となく飼っていました。するとこの魚だけ抜群に成長して秋には産卵もしました。なのでその後は種用としてここまで大切にしてきた魚です。
昨年、たくさんの魚を買いました。その中でも最も安価だった、そして特に存在感のなかったこの一匹が一番大きな福をもたらしてくれたわけです。面白いものです。
昨年、参加させていただいた4つの会の年間予定の案内が揃いました。ありがとうございます。
今年の夏も第1、第3日曜日は葛飾愛魚会、第2日曜日は喜楽らんちゅう会、第4日曜日は楽友らんちう会で「毎週研究会」を楽しみたいと思います。
5月20日(楽友、葛飾)と27日(喜楽)の期間だけはタイに行くので参加できませんが、あとは全部予定に入れました。昨年の10月は2週間海外に行っていたので東部と全国には参戦できませんでしたが、今年の秋は海外にはいかないことにしています。
午後に観魚会の研究会が開催される日は午前が葛飾愛魚会なので終了後に高速飛ばして、少なくとも見学にはお邪魔しようかなと考えています。
観魚会は箱根駅伝のような感じですね。(全国大会ではないのだけれどそれに匹敵する注目度と権威があるという)
それぞれに素敵な特徴のある4つの会が自宅から車で30分圏内にそろっている環境が幸せです。感謝です。