この日は私にとっての開幕戦。葛飾愛魚会2歳会に参戦。
この一番手前の洗面器が私。29人中11位(勧進元二)でした。納得の結果です。
我が家の2歳のエースは今はこれかなという感じで持参しました。はっきりした欠点があるのですが、デカさだけは今日の出陳魚のTOPクラス。デカさで押し切る作戦で今回はこの魚を選択しました。19点をいただけたので幸運でした。20点台の力はないと思うので。
今年この後出陳する2歳会は4月22日の楽友会が控えています。これ以上の戦力がいないので困ったところです。
私など足元にも及ばない実績豊富な諸先輩方の中で11位という結果は冷静に考えれば上出来なのかなという気もしますが、優等以外は悔しい、という意識でいろんな会に参戦を続けたいと思います。人は目標をどこに置くかで人生が決まると思っています。らんちゅうもきっと。
今日の結果はもう日らんサイトにUPされています。
日本らんちう協会東部本部 葛飾愛魚会 平成30年度二歳大会 平成30年3月25日 | 日本らんちう協会
今回の東大関は匠師匠。点数は大差の圧勝でした。昨年の秋の楽友会品評大会小の部で前頭1だった魚だそうです。昨年2月生まれの自家産魚とのこと。さらにはらんちゅう歴10年で初の1席だそうです。本当におめでとうございます。
このブログには何度も書きましたが私がらんちゅうにはまったきっかけは師匠の魚をヤフオクで落札し、同じ足立区だった師匠の飼育場に魚を受け取りに伺ったことが始まりでした。師匠の様々な背景と昨年秋からの大活躍は私にとっても励みになります。早く追いつきたいです。
表彰式の写真は「ハイポーズ」で撮った写真よりもなんかこの写真の方が味わい深く、こちらを選択させていただきました。
西大関は高橋雅徳さん
そういえば大会結果の入賞魚の写真でいつも気になるのは魚のサイズ感。魚にフレームを合わせるとサイズ感がわかりにくいので今日の入賞魚は洗面器ほぼ全体を写した写真をご紹介します。
立行司は望月誠一さん
取締一は古鳥敏明さん
取締二は内田實さん
優等の皆様、おめでとうございます!
終了後は自宅へ。匠さんとのりダ~さんが飼育場見学にいらしてくれました。この建物の1階が温室飼育場。3期バルコニーにアズマの3m池、4階の屋上にらんちゅう坪池が4つあります。
お二方には本当にためになる貴重なアドバイスをたくさんいただきました。ありがとうございます。
今後も研究会など後の飼育場見学を広く歓迎します。ぜひみなさんご指導ください。
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今日の葛飾愛魚会には新人さんが見学にいらっしゃいました。Mさんという千葉市在住の30歳くらいのイケメン男性。数か月前にヤフオクで大万さんのらんちゅうを落札され、それをきっかけにまだ始めたばかりなのだそうです。このブログをみてくださっているとのことで私にお声がけいただきました。
この方、なんと三つ子の小さな娘さんがいらっしゃるとのこと。さらには近々脱サラ独立を検討中とのこと。らんちゅう趣味にはまっていくにはいろいろとハードルがあろうかと思いますが、ぜひぜひこちらの世界へ。次回お会いできることを楽しみにしております。
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今日の2歳会で販売されていた金魚道の最新号を購入。なかでもこの特集記事はすごかったです。
らんちゅうについての座談会。10年前のものだそうです。ページ数は12ページというボリューム。そしてここに書かれていたことは種の重要性についての熱く深い論議。「種は巣赤であるべき」という経験に基づく説得力のある話、など衝撃的な内容でした。
今年の私の選別が間違っていたかも、と思わされた内容でした。ちょっとショッキングといってもいいほどです。
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そんな中、こいつらにはとても癒されました。
1月13日生まれのスズキアズマの赤ちゃん。バイオ飼育水でその姿がよく見えていなかったのですが久々に更水にあげてみました。
あれあれ、ずいぶんいいんじゃないの?今年一番の当たり腹はこれかも。
採るつもりがなかった中での思わぬ産卵、数もわずかだったのですが、ここまででハネたのは半分程度ではないでしょうか。驚異の残存率。しかもその姿がとてもかわいい!
スズキアズマは品評会を意識しない愛玩飼育。観賞魚飼育の純粋な楽しさを思い出させてくれるのがこの魚たちなのです。品評会を思いっきり意識するらんちゅう飼育はある意味自分との戦いであり、娯楽が娯楽じゃなくなっちゃているような側面があります。ですがスズキアズマの飼育は100%娯楽。だからこいつらを飼育することでらんちゅう飼育という戦いの中でのいい休息になります。
この仔たちの親はその後はらんちゅうに集中するため冬眠させましたが、そろそろ起きてくるころ。もう何腹か採って見ようかな。スズキアズマ。