今日の東京は晴天。屋外飼育場は暖かいうちに冬眠予定魚の冬眠体制への準備を行います。寒くなったらこの作業が地獄になるので。もうこの時期は残り3つの大会(観魚、葛飾愛魚、全国)に出すわずか数匹の魚以外は飼いこむ必要がありません。無理をせずにらんちゅうの命をつないでいきます。
暗中模索、試行錯誤を繰り返しながら膨大な作業をこなしつつ造った当歳たち。今年の代表作は結局この3匹(他にもこの3カ月あとに生まれた期待の魚もいますが)。
当歳の研究会や品評大会で通用する作品には届きませんでしたが、2年目の仔引きの作品としては結構満足しています。白いのは13cmに届きそうだし、昨年の作品2匹よりは全然いいし。この3匹が2歳や親でどんな姿になるのか。今から楽しみです。何とか頑張ってどこかの会で花開かせてやりたいです。
特にこの3匹を2カ月くらい前から飼育してきたこの舟(室内120×120cm)で実践した水づくりの方法は貴重な成功体験になりました。この2カ月でここにいるらんちゅうはいい感じに成長したし餌食いも糞も体調もらんちゅうの艶も申し分ないと言っていいくらいの手ごたえを感じています。
昨晩もらんちゅう歴30年以上の大先輩5人に囲まれての飲み会でした。
そのうちお二人は偶然、あとからこの店に一人飲みをされに来て合流という展開で(笑)。葛飾区堀切は大物らんちゅう師が集う、いわばシリコンバレーのような街です。その点では国内屈指かも。
らんちゅう歴30年以上の方々、しかも皆さん結構な大御所、そんな5人にお話を伺えばそれはそれは学びの多い夜でした。
一方ではらんちゅうで一流になるということがあまりにも遠く、あまりにも深いということも再認識させられます。
東大合格するより全然難しそうです。
東大合格したことはないけど(笑)。