昨日(10月21日)の葛飾愛魚会品評大会に出陣した3匹は元気に検査入院中。他の魚たちとは別室で隔離飼育。
青い舟の2匹(親東大関、2歳西大関)は10月14日の観魚会品評大会からの連戦に耐えてくれました。大会後の養生を考えると魚の連投は予定できません。だから当初この2匹は21日の出陣はパスの予定でした。
ですが数日前に葛飾愛魚会の長井会長から「21日はいい魚たくさん出してね、兵頭さん!」というお言葉をいただいていたことが背中を押してくれた形となりました。
今年から会長に就任された長井さん。会を一層盛り上げていきたいというその熱意や責任感に私は日頃から共感しています。なので会長からそうおっしゃっていただくと「21日はエースを温存するなんてことはとても申し訳なくてできないなー」と思って我が家の親のエースと2歳のエースを連投させました。結果的に会長に感謝です。
昨年は海外出張と重なったため今年が初参戦となった葛飾愛魚会品評大会。予想外にうれしかったのはこれ。魚の写真付きの賞状をその日のうちに用意してくれたことです。
こういうことが可能になるその秘密は会場内にあるプレハブの事務所。
女性一人、少年一人の2人のスタッフの方がずーっとここで番付や賞状の作成をしてくれていました。貴重な日曜日。我々おじさんたちの遊びを陰で一生懸命支えていただいて、頭が下がります。
所属させていただいている4つの会(葛飾愛魚会、喜楽会、観魚会、楽友会)はそれぞれの味や魅力があります。全部好きなので来年も引き続き全部の会にお世話になりたいと思います。
でも4つの会の品評大会や研究会で全力を出すための魚のやりくりはなかなか大変です。全部の会を楽しみたいので来年はもう少したくさん、いいらんちゅうを持てるよう頑張ります。
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一方こちらは昨日の大会ではまさかの2匹大関騒動?、の陰に隠れてしまっていた我が家の2歳の2番手。
会のデビュー戦でしたが行司3をいただきました。実はこの結果もひそかにうれしく思っています。
昨年の夏に売り立て会で安くまとめ買いした中の1匹です。1匹当たりの値段は1000円したかどうか。我が家に来て14カ月がたちますがそのほとんどの期間は「2軍生活」。4カ月ほどの冬眠もしたしアカムシもほとんどあげておらず、フードタイマーによる放置飼育。
冬眠池のふたを開けてみた時の感想は「おお生きていたかぁ」。そんなやや劣悪な環境の中で数々のルームメイトが☆になっていくのを見送りながら生き抜いてきたたくましいやつなのです。この夏から頭角を現し、1軍入りさせて大会出陣の準備をしてきました。
こいつには今年は温かい冬を過ごさせてやります。そして来年は親の主力選手として期待しています。
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さて、晴れて東大関の称号を得たこちらの矢風君(3歳オス)
せっかく戦える親魚を持てたのでなんとか4歳5歳にしてみたいですねー。先は長いですが。
今後のこいつの飼育方針。無理にこれ以上の大きさを追求しません。今も大して大きくはないですがあおる飼育はしません。アカムシのみを1日一回程度の「腹八分目医者いらず作戦」で健康長寿を目指します。
私のらんちゅうでの夢の一つは5歳の魚を作って会に出すこと、です。
憧れの魚がいるのです。
それは金魚伝承23号に載っていたこの6歳魚。日らん親魚部門で4年連続優等をとったというこの魚。
すごいですよね。このたった1匹の魚が持ち帰った賞状とトロフィーはどれだけあるのでしょう。また、3歳4歳5歳6歳と年々風格が増していることもびっくり。ここまで飼ってみなければらんちゅうの潜在能力を最大限に引き出したとは言えないのかもしれまえん。
この魚、日らんホームページにも載っています。
平成23年日らん親魚入賞魚 (5歳時)
平成24年日らん親魚入賞魚 (6歳時)
多くの魚類がそうであるように、こちらも多産多死。その命短しらんちゅう飼育。
これから何十年らんちゅうを飼育するかはわかりませんがその中に1匹くらいは5年、6年の長い期間を共に戦う思い出のらんちゅうを持ってみたいです。そんならんちゅうにはきっと犬や猫のような愛着が沸くのでしょうね。