どの世界においてもマスメディアの影響力は絶大です。
私自身が38年続けているバドミントンの最強メディアはバドミントンマガジン。
もちろん毎月定期購読。今最新号を読み終えたところです。日本のバドミントンは今では世界TOPクラスの強さとなって史上最高に盛り上がってきています。
卓球の福原愛さんが引退を表明しました。
彼女の卓球界への功績は絶大です。世界卓球が地上波テレビに放映されるようになったのも彼女の存在があってこそでしょう。
バドミントンの桃田選手の一般知名度が上がってきたのも福原さんを知らない国民はまずいない、というのも突き詰めればそれはメディアの力です。桃田選手は世界ランク1位であり今国際大会で優勝を連発していますが福原さんの競技者としての成績はそこまでではありません。
スターはメディアが作る、ともいえるのです。
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さて、らんちゅうのお話。
ベテランの方からは「昔は大会開催から結構な期間を置いて大関のみがフィッシュマガジンのわずか1ページに載るだけなので名前を売るのが大変だった」と聞きます。
これは平成6年。まだインターネットが無いに等しいころのものです。
今はインターネットのちからでらんちゅう界の情報流通もかなり活性化しているのではないでしょうか。
今、らんちゅう関連における最大最強のメディアはなんといってもこのサイトでしょう。
みなさんご存知の日らんサイト。
このサイトはピーシーズさんがボランティアで運営されています。私もIT企業を経営しているからわかるのですが、この規模のサイトをボランティアで運営するのはとても大変です。
そこで少しでもピーシーズさんの負担を軽減できればと考え、私が参加している「楽友会」「喜楽会」「葛飾愛魚会」の研究会や品評大会のサイトへの結果掲載を私が直接担当させていただくことを責任者の森さんへ提案させていただき、了承いただきました。(森さんに結果と写真をメールする作業量と自分が直接掲載する作業量は変わらないので、ということもあります)
ただしサイトの管理画面へのアクセス権限を持つことはサイトを破壊してしまうこともできるのでその責任は重たいです。
そんな中、私がIT企業を経営していてホームページ制作のスキルもあるということで本件は了承いただきました。「ワードプレスって何?」という人ではできない仕事なのです。
さて、このサイトの運営にかかわらせていただいて半年。基本的な決まりごとは踏襲しつつ多少の実験を行ってきました。その一つが「掲載速度の迅速化」です。
WEBメディアは速報性が大きな価値のひとつであると考えています。
ほとんどの研究会は当日、または翌日に結果を掲載しました。
9月9日の喜楽らんちゅう品評大会の時は会場にパソコンとwifi端末を持ち込んで閉会式の時には結果をこの日らんサイトに掲載完了していました。(でもこれをやると大会中が超多忙になり自分が大会を楽しめないことがわかりました(笑))
10月21日の葛飾愛魚会品評大会の結果もその日の18時20分に掲載を完了しました。
今では多くの方に「今日の結果いつ載るの?」と声をかけていただきます。「遅くとも明日までには。もしかしたら今夜」って答えるとみなさん喜んでくれます。
掲載の迅速化のカギは「写真編集作業の簡略化」です。そこで一昨日の葛飾愛魚会大会の結果掲載はこんな試みを行いました。
小役の魚の写真を洗面器ごと載せる、です。写真がこれでよければ掲載はかなり早くなります。
このように1匹ずつ、ベストな体勢のところを捉えて撮影して角度を真横に調整する編集作業がとても時間がかかるのです。
もう一つ悩ましいことが優等魚のみの写真を載せるのか、小役の魚まで写真を載せるのか、です。優等のみなら掲載作業は楽ですが小役まで全部載せて、当歳小の部があると魚の写真だけで64枚になるので大仕事です。「ムリ~」って感じです。
日らん全国大会は前頭まで写真が載るし観魚会などは親の小役まで写真が載ります。
ところが他の多くの会は「当歳は小役まで、2歳と親は優等のみ」の写真を掲載する、が一般的な傾向にあります。場合によっては「当歳も優等のみ写真掲載」も。
しかしそのことがそれぞれの会のメジャー度の印象付けに大きな影響を与えてしまうであろうことを懸念しています。
いずれにしても速報性とより充実した情報提供、その両方を考慮に入れると
・各部門の優等はこれまで通り1匹ごとのベストな写真を掲載
・各部門の東関脇から脇行司2までを洗面器ごとの写真で掲載
が落としどころかなと考えています。
洗面器ごとの写真掲載も悪くないですよね。魚の大きさがわかるので。
ここであらためて誤解がないように念を押しますが、これは日らんサイトにおける楽友、喜楽、葛飾愛魚(もしかしたら来年は愛魚会も)の掲載だけのお話でございます。
そしてもう一つ。もしかしたらこういう要望があるのではないかと思います。
それは「入賞魚の動画の掲載」。
技術的には可能です。動画はYouTubeにアップしてそのリンクを埋め込む方式なので日らんサイトのサーバーへの負荷もかかりません(おそらく写真掲載よりサーバーに負荷がかかりません)
ちょっと実験してみました。
こちらの親東大関をご覧ください。
皆さんのご意見を伺いながら、来年もこの仕事、頑張らせていただきます。