一昨日の葛飾愛魚会2歳会の東大関。オスです。うちっこであるこの魚。そのどこに勝因があったのかを備忘録として記します。将来自分がスランプになったときのために。
系統や孵化日については日曜日のブログに書いたのでここで省略します。
この魚が秋から冬にかけて仕上がっていった最大の要因を。それは次の二つではないかと思っています。
一つ目が秋に実施したこの飼育方法
120cm角の舟でこの魚たちを飼育し、そこでできた水を他の舟の水源にしたんですね。つまり自分史上最大級の頻繁な水替えをしたということです。といっても毎日全取り換えではなく毎日のように約半分ずつ、といったところでしょうか。この方法には相当手ごたえを感じました。今後もエース級の飼育はこの方法を実践したいと考えています。
二つ目は冬に実施した青水飼育(常時室内20度強での加温飼育=冬眠はしていません)。室内ながら日当たり文句なしの東南角部屋の窓際というアドバンテージが活きました。いい青水をキープできたと思います。
琵琶湖の秋はアカムシを多めに、青水の冬はペレット中心の給餌でした。がそれは戦略的なものではありません。青水の冬はモチベーションがイマイチの時期があってちょっと手抜きをしていました。結果論として2歳になったらペレット中心でも魚ができることが分かったことは収穫ですが。
だから一緒に飼育したお供達もいい仕上がりにはなっていると思います。少なくとも我が家の中において他の舟で育てた同級生とは全然違うレベルの仕上がりになっています。それは「風味」という意味で。例えばこのお供(メス)は尾形がちゃんとして入ればどこかの2歳会に出してみたかったのですが。惜しい。幅もあってうろこがとてもきれいに仕上がりました。
「魚が教えてくれる」とはよく言いますが、本当にその通り。これらの魚にはたくさんのことを教えていただきました。
今日も元気に泳いでいます。「彼」の2歳会はここで終戦。IWGP王者は他団体のタイトルには挑戦せずにIWGP王者のままで。
あとは秋の品評大会の2歳の部門、そして来年の親部門へ。先は長いですが何とか健康に生かしてこの魚には引き続き勉強させてもらいたいと思います。