数日前、30匹以上をまとめて飼育している二歳の舟が中途半端な産卵をしていました。人工受精するほどでもない卵の量で。でも一応、ということでバケツに水を入れ、期待もせずに産卵藻を漬けておいたところ、今朝、結構な数がしっかりと孵化していました。どの魚が親なのかわからない仔ではありますがラッキーな一腹をゲット。自然産卵にしては受精率も良さげ。立ち上がりも悪くはなさそうです。
こうして採れた子を「ブレンド」と名付け育成しています。雌雄を特定した人工受精の仔よりも当たりが出る確率は高いのではないかと思います。
ここは系統管理という概念さえ放棄してしまえばいいので。メス1匹の卵にオス10匹の精子をかけた方が良い子に巡り会う確率は上がる、という仮説に基づく作戦です。
系統管理を意識した仔引きは別腹に任せて。