先輩らんちゅう師の方から日らんDVDの過去分3枚をいただきました。私がらんちゅうを始める前のものもあり、大変ありがたいです。
実は些細な環境要因で我が家はDVDメディアが視聴できなかったのですが、プレイヤーを買ってやっと視聴できるようになりました。パソコンに外付けするそのDVDプレイヤーはなんとわずか1980円。送料無料でネット販売でポンと届きました。家電製品は本当に安くなったものです。
今日は54歳の誕生日。妻からの誕生日プレゼントがこれ。
森永チョコボールを54個ｗ
まぁ確かに、これ好きで毎日のように食ってはいますが・・・
このプレゼントのパターン、死ぬまで繰り返されるのでしょうか。
54個中銀のエンゼル、金のエンゼルが何個出るか。エンゼルの当選確率は公開されていないようですが、私の肌感覚では１％もありません。したがってこの54個に天使はゼロの可能性が大です。
なんからんちゅうと一緒ですなW
話は変わって。
今回、こういう動画を作ってみました。
先日の葛飾愛魚会2歳会東大関は本当にうれしい結果でした。その理由はなんと言ってもその魚が「うちっこ」だったことです。
で、その魚は孵化から節目節目で動画をとっていたのでピックアップしてその成長過程をまとめました。
この動画は今後の自分にとっても貴重な資料となります。またらんちゅう初心者の皆さんにも参考にしていただけるのではないでしょうか
この東大関は産卵から現在に至るまでいくつかの特記事項があります。それを以下にまとめます。
１．父親も母親も矢ケ崎会長系。
（今はお星さまになってしまいましたが）
２．会長からはその2匹について種としてGoodとお墨付きはいただいていた。
３．引いたのは2018年1月末。きわめて早い時期だった。
４．しかし私の技術不足でなかなか大きくできず、この腹から研究会に出す戦力さえ作ることができなかった。
５．この東大関は黒子段階で大きさも迫力も兄弟の中で群を抜いていた。
６．6月に葛飾愛魚会の研究会に出してみたが最下位だった（6月の動画参照）。最大の原因はほほ肉。ほほ肉がそれほどいけないこととは私も無知で知らなかった。この段階でこの魚を捨てる人はいると思う。私も捨てようかと思った。が捨てなくてよかった。
７．4月から6月まで屋上の坪池で飼育しているうちに兄弟魚のほとんどにほほ肉がついてしまい、私はこの腹をあきらめた。ただしこの東大関含む数匹だけは長所があったので育成を続けた。
８、秋の品評会にも出せるレベルではなく結局デビューできなかった。ただし成長とともにほほ肉は発達した頭に埋もれて吸収されてきた。
９．親になったときにでも使えれば、と思い冬の間も室内で加温飼育した。
１０、明けて2019年の2月から3月になってくると「会で勝てるのかどうかわからないけどとても魅力的な魚になったな」とは感じた。実は毎日のように洗面器にあげて一人で勝手に見とれていた。
5番などもポイントで、この魚は兄弟の中で早い段階からとびぬけた存在でした。なのでこういう魚を作ることについて再現性のある技術を身に着けたという実感はありません。ただし、何事もそうですが、一つの成功体験の背景には「運が良かった」という要素と、「あの取り組みが功を奏した」という要素の両方があります。
私にとっては本当に大きな、貴重な経験をさせてもらいました。この一匹のらんちゅうに。自信にもなったしモチベーションもアップしました。
魚名をこうしましょう「銀天使（銀のエンゼル）」。銀のエンゼルくらいの確率でしか出会えない魚ということで。
金にしちゃうともうこれ以上はない、になっちゃうのでここは「銀」で。
今日時点も「銀天使」は元気です。池の中でも他の魚とは別格の風格を漂わせて泳いでいます。
あと3年くらい遊ばせてくれないかなぁ。たのむぜよ。
