今日の一番仔(1月11日孵化)。まだ300はいるでしょうか。舟二つに割っています。
当たりか外れかで言えば外れではないと思います。立ち上がりも良く奇形も少なく。むしろ私のような初級者には選別が難しい腹です。
2番仔を採りに行かない理由の一つは、手間をかけて何腹か採っても一番仔より良い腹になる確率は低いだろうと。この腹に賭けようということでやっています。
写真上が母親(喜楽品評大会2019当歳東大関)、真ん中が父親(喜楽品評大会2019当歳立行司)このブログでも何度か取り上げています。下の魚が同じ大会の西関脇メス。
この3匹で昨年秋から産卵が繰り返されてきました。孵化させてみると立ち上がりは確実によく、はずれがありません。
2020年の種候補は他にもいましたが、この3匹をそのまま産卵継続で年を越させ、その勢いで1月に採ってしまう作戦で行くことにしました。そして思惑通りに1月7日に産卵。以後は産卵のための早起きもしなくて良くなった、という副産物も。今年の2月3月はよく眠れています(笑)。
この3匹は1番仔が採れた後、数日間水温を下げ一瞬だけ冬眠させました。その後はほぼ産まなくなっています。会用なのでそれはそれで好都合です。
10月にこの腹の確かさを確認するために試しどりした仔は現在ここまで育ちました。
2歳なので研究会には出せませんが、もしこれが当歳なら研究会にもっていってもいいかなというのはいそうです。
会用と種用は別物、それがらんちゅうの難しさの一つだと思うのですが、そこへの挑戦です。会用の仔からf1くらいなら会用は行けるんじゃないか、という科学的根拠なき実験です。
私の場合は50歳を過ぎてかららんちゅうを始めたので自分の系統を作っていくことはほとんど考えていません。なので信頼と実績の系統の兄弟掛けが一番いいかなと思いました。
失敗したらそれはそれでいい経験ということで。
ブログを書いている最中にアカムシが到着。
200パック。
今日もお散歩中の保育園児が熱心にらんちゅう観賞。堀切が50年後にらんちゅうの名所になりますように、との願いを込めて。人材育成です。