5月11日(=一昨日)産卵の卵は自分史上最高の受精率のようです。実にキレイに卵が密集しています。受精率の高さと腹の当たりはずれは関係ないとは思いますが未受精卵が水を汚す面倒さが回避できそうなのがうれしいところです。
今回なぜ受精率がいいのかよくわかりました。メスが16cmと大柄で卵が一気にドバっと出たからなんですね。30秒程度で採卵は終了。この洗面器がひと絞りふた絞りで埋まるほどに。これは私自身初めての経験でした。この卵が出る時間の短さが受精率に影響するんですね。これまでは3分も5分もかけて卵を絞っていたから受精率が悪かったのだと思います。よく考えればそりゃそうですよね。オスもそんなに絶え間なく放精できるわけではないですよね。自分が男だからよくわかるっ(笑)。
私の場合は一度の採卵に数を採ることにこだわりはありません。1シーズンに3腹から5腹くらいの組み合わせは採ってみたいので一腹は1000も取れれば十分かと考えています。1000から1しか会用が出ないようじゃその腹は外れみたいなもの。1000から3匹、5匹と会用が出れば十分。それを20、30得て積極的に売り立てをするわけではないので。3000とか10000とかいると育成は遅れるし選別も大変だし。ということで。
なので写真の洗面器(ダイソーの150円タライ)に手で絞っていて食塩水(やリンゲル)は使っていません。
ですが、今日は卵の少ないスレンダーガール系の産卵があったので久々に食塩水採卵をしてみました。
でもそもそも卵がこれだけ。しかも2匹のメスの総量で。
もはや受精率の問題ではないですね。仕方がないので少しでもとって7号と混ぜて育てようと思います。
現在子育てしているのは以下の5腹です。
(1腹目)1号。1月7日産卵、11日孵化。2019喜楽品評大会当歳東大関のメス(上)と立行司のオス兄弟。現在黒子が40匹生存。おおむね好調。師匠評価では当たり腹認定。
(2腹目)4号。4月11日産卵、15日孵化。昨年2歳時に当たり腹を出した3歳(メスは推定)。会用ではない種専用ペア。今年一番採ってみたかったペア。ニックネームは殿様と正妻。5月11日に381から190匹に選別。おおむね順調。
(3腹目)5号。4月12日産卵16日孵化。ニックネームは殿様と次女。親子がけ。5月12日に850匹から約100匹をハネました。おおむね順調。青仔から黒子に変貌している段階。ここからの育て方がとても重要ではないかと考えています。
(4腹目)7号。師匠からの宿題種3歳。5月4日産卵、7日孵化。メスがスレンダーガールで苦戦中の8匹の種魚グループの中の2匹。針子100匹程度を細々と育成中。
(5腹目)8号。5月11日産卵。矢ケ崎会長系3歳ペア。明日あたりから孵化しそうです。
そして今日5月13日産卵の9号。スレンダーガール系です。