1階の飼育場で作業をしていると見知らぬ少年がやってきました。
小学3年生くらいでしょうか。
「すいませーん、中を見せていただいていいですか?」
物おじせず、敬語もしっかり使えて社交的。とても好感のもてる少年でした。
「どうぞどうぞ」と招き入れ、一通り見せてあげると興味深そうに目を輝かせていました。
「金魚何匹かあげようか。持って帰る?」
「え?いいんですか」
子供には型より色と考え、色のいいハネらんちゅうを5匹選んでプレゼント。
嬉しそうに、大切そうに、持って帰っていきました。ちょうど迎えに来たおばあちゃんと一緒に。
平和で幸せそうなこの後ろ姿、最高。
ということで、未来のらんちゅう師が今ここに誕生しました。