2歳オス。種用です。昨年の秋に譲り受けたものです。その方はこの魚を処分するような形で人にあげようとしていました。
確かに会用としては終わっていましたが、その形質と系統は種としての価値があると思い、譲ってもらいました。しかも無料で。
そしてこのオスから三月に採った仔が今のところとても良いのです。色変わり段階で60匹。充分合格と言える残り方だと思います。
この魚を譲ってくれた方に昨日近況を報告しお礼を言いました。そのやりとりの中でこの魚のルーツが少し明らかになりました。それは私の期待通りのルーツでした。
この経験を通じ、良い種オスを持つことの利点と重要性に気がつきました。このオスが仮に5歳くらいまで使えたら、毎年色々なメスとかけてどれかは当たるだろうという期待が持てます。
良い種メスを持っても産まなきゃ終わりですし色々なオスとの掛け合わせ試験もなかなかできません。
王家、将軍家、天皇家が古くから一夫多妻の形をとりながら家系を維持してきたことも今更ながら腹に落ちました。
これも何かの縁です。このオスを我が家の王様と位置付けて大切にしたみたいと思います。