自宅から自転車で約10分、堀切菖蒲園にある居酒屋「喜泉」
葛飾愛魚会の大久保さんが20年?30年?経営されているお店です。
最近ここに妻とよく行きます。多いときは週3回も。
このお店でこれまで大久保さん含む何人ものらんちゅう界の大先輩からたくさんの教えをいただきました。私にとってはここは「らんちゅう大学」なのです。
昨夜も妻と二人で飲んでいると、らんちゅう歴68年の巨匠がお一人で入ってこられました。その方とは過去に何度もここでご一緒させていただいていますが、いずれも何人かのグループでの飲み会でした。なので今回初めてカウンターでお隣で、たくさんお話を伺うことができました。
お聞きしたかったことがたくさんありましたのでたくさん質問させていただきました。
特に餌について、金魚の睡眠について、系統管理について、使うべき種について、らんちゅうの頭について、など。ここには書けない貴重な話がたくさん。
もう今日から飼育の仕方を変えなきゃと思うほどの本質的な飼育のポイントを伺うことができました。特に餌について考え方は目からうろこ。そのお話も理にかなっています。自分は今までなんて頭の悪い思い込みをしてきたんだろうと反省。
らんちゅう歴68年・・・。おそらくこの間ずっと仔引きをされて来られたわけです。60年前の第一回日らん全国大会や全国組織が誕生した過程をもご覧になったきた歴史の証人でもあります。見えているもの見てきたものが別次元なのでしょう。私が2年や3年一生懸命考えてところで次元が違いすぎますよね。
東京都葛飾区堀切4丁目12。18時から23時営業、定休日は水曜日です。らんちゅう雑誌もカウンターにたくさん積んであります。
さて、当歳魚もだいぶ絞られてきました。数だけなら200~300はいますが、今年の研究会や品評大会に使う可能性のあるグループを20匹ほどに絞り込みました。7月8月は特別な気合をこの舟に1点集中です。この中には今年の研究会の優等魚も2匹います。
他の当歳は2歳以降に向けて無理のない飼育をします。種候補も100匹ちかくキープしています。
昨年の自家産のこの2匹は昨年の会に全く使えませんでしたが春の2歳会ではいずれも東大関に。ゆっくり育てて秋を迎え、冬も室内加温飼育でサイズをととのえたこの経験は大変貴重なものでした。
この成功体験を得たので2歳以降の戦力の仕込みは焦らず考えることができるようになりました。昨年までにはなかった感覚です。