俺のらんちゅう

らんちゅうについて考えることは喜びである。

1万個の1腹より千個を10腹で

 

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今日は一組の選別作業を実施。

 

この組で残したのは333匹

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ハネたのはこちら。ほぼ同数でしょうか。

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孵化待ちの卵や孵化したての稚魚など後続が続々と控えています。

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なのでかなり強気の選別をしました。それでも半分くらい残ったということは結構期待できそうです。今回は約600→約300にしたわけですがこの組はこれが2度目の選別です。1度目は1週間くらい前、浮いてこない仔をザクッとはじいています。なので元々1000くらいしかいない組ということです。

 

一腹の数はこのくらいでいいのではないかという気がしています。もし1万個とか採れていたらこの作業が10倍・・・。ぞっとします。

 

というか10000個を1腹より1000個を10腹採った方が当たりにたどり着きやすいのではないでしょうか。この腹は絶対、という確信でもない限り。1000個を10腹とれば産卵日や孵化日に時差もありますから飼育作業も舟の割り当ても段取りしやすいし。

 

昨年、1万個の腹を一つ育てたのですが、会用が全くでずで。それにちょっと懲りたということもあります。「数じゃねぇな」と。

 

ちなみに今日選別したこの腹「Tブレンド」と呼んでいます。

 

この写真の小さい方がこの組のお父さんです。お母さんはいろいろごちゃまぜです。Tさんという方から頂いたオスを色々なメスにかけたのでTブレンド

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大きい方は先日葛飾愛魚会2歳会の東大関です。大きい方が15cmくらい。東大関もオスですがメスを追わないししらこがほとんど出ません。一方小さい方は「お盛ん」。

 

何人かの方に教わった教え、「会と種は全く別物である」を信じています。このくらい違うんだと思います。

 

会の価値基準で言えば「500円でもいらない魚」が種の価値基準では「500万円でも売れない魚」。金魚伝承にも掲載されていた楽友会会長の有名な言葉。そんな魚に出会いたいですね。

 

Tさんは日らんとかメジャー大会には打って出ず、むしろ良質な種づくりを追求してらんちゅう飼育をされている方です。またそのTさんの師匠さんが種づくりで豊富な知見と実績をお持ちの方なのです。

 

で、昨年Tさんと飲んだ時に「いらない魚」といって持ってこられたのがこの小さい雄でした。会には絶対無理な魚でした。で、「それください」とお願いしてタダでいただいた魚です。この魚で勉強したいと考えました。

 

今日も一腹、産卵がありまして。室内飼育場は舟の上に舟、舟の下に舟、とかなり渋滞してきました。

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入り口のドアも10分くらい開けて風を通しました。

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誰が見ても店舗ですよね(笑)。通行人の方にいつも聞かれます。「商売されてるんですか?」って。

 

もちろん回答は「100%趣味です」

 

生後2か月の先頭グループも約100匹が順調に成長しています。

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とにかくこの中から研究会で4点が付く魚を作りたいです。それができれば3年目の今年は目標をクリア、だと考えています。

 

まだうちっこで研究会で4点をいただいたことがないのです。

 

私はまだまだ初心者です。


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兵頭秀一

 

■所属らんちゅう会■

楽友らんちう会

喜楽らんちゅう会

葛飾愛魚会

観魚会

 

■職業■

株式会社ちかなり 代表取締役会長

 

■株式会社ちかなりの主な事業内容■

就職情報サイト合説どっとこむ
バドミントンフィットネスクラブ楽ミントン

 

■著書■

受かる面接、落ちる面接 人事経験者だけが知る採用と不採用の境界線

(2017年12月16日 あさ出版)

 

■レギュラー出演中のFMラジオ番組■

「天職への道」番組サイト

 

■写真家としての作品集■

兵頭秀一フォトポートフォリオサイト

 

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