今年9月の喜楽らんちゅう会品評大会当歳の東大関メス、立行司オス、東関脇メスのトリオがまた産卵しました。経歴だけ見れば華麗なる一族なのですが。大関の仔大関にあらず。おそらくそうは簡単にいかないんですよね。
2週間前にも産卵がありその仔はふ化率も立ち上がりもよく、今もすくすく成長しています。それはいい種魚が出てこないかを探る目的で飼育しています。
そんなこの時期に2腹も3腹も取ってもしょうがないですし。
でも華麗なる一族の卵を捨てるのも抵抗があるし。
悩ましいところです。一応ふ化させてみて立ち上がりしだいでその先を考えます。
そしてもう一つ悩ましいのはこいつらは果てしなく産卵を繰り返すメスなのではないかということ。よくある話です。
これまでに持っていた優良魚はオスが多く、言い訳込みで言えば大きくすることに苦労しました。大きいオスは人間でいえば身長170cmの女の子。いないことはないけどなかなかいないし、子供のころからたくさん食べさせたからと言って意図的に作れるものでもない、そんな感じではないかという気がしています。
だからやっとメスの優良魚を持てたということで大きい2歳を作ってメジャーに、と張り切っているのですが。
メス、オス、どちらにも一長一短があるということですね。らんちゅうは簡単にはいかないのです。