俺のらんちゅう

らんちゅうについて考えることは喜びである。

発信媒体の消失という危機

 

私は今もらんちゅう愛好家ですが、昨年からメダカの世界にも首を突っ込んでいます。それまではメダカの世界で何が起こっているのかをほとんど認識していませんでした。

 

ですが、メダカの世界を知れば知るほどらんちゅうのピンチを感じてしまうのです。

 

f:id:izest:20210320134159j:plain

ピーシーズさんの金魚伝承とメダカ百華の過去5年の発行ペースです。※は飼育場訪問取材を伴っている号です。 

 

2016年7月 メダカ百華第3号※

2016年12月 金魚伝承第31号※

2017年3月 金魚伝承第32号

2017年10月 メダカ百華第4号※

2018年2月 金魚伝承第33号※

2018年7月 金魚伝承第34号

2018年8月 メダカ百華第5号※

2019年1月 金魚伝承第35号※

2019年1月 メダカ百華第6号※

2019年6月 メダカ百華第7号※

2019年12月 メダカ百華第8号※

2020年2月 金魚伝承第36号

2020年7月 メダカ百華第9号※

2020年12月 メダカ百華第10号※

2021年4月予定 メダカ百華第11号※

 

ピーシーズさんのブログを確認するとらんちゅう関係の訪問記事は2019年11月が最後となっています。

 

その後のブログ記事「『金魚伝承第36号』 | 株式会社ピーシーズ 」で2020年の春に予定とされていた金魚伝承37号。結果、発行されていません。この記事ではらんちゅう取材へのモチベーションの揺れについても書かれています。さらに同年、ピーシーズさんは日本らんちう協会のホームページ管理から完全に撤退されました。

 

コロナ渦で動きの止まったらんちゅう界。それは致し方ないとしてもその一方でメダカ界は益々盛り上がっています。ブログを見る限りピーシーズさんの飼育場訪問取材は2020年以降メダカとらんちゅうが100%対0%になってしまいました。メダカ百華の売れ行きは予測不能なほどに右肩上がりだそうで、完売が続出しています。

 

ちなみにメダカ、メダカと騒がれているメダカは「改良メダカ」のことを指します。その登場はわずか15年ほど前のこと。昭和の時代には存在しなかった競合相手なのです。

 

金魚伝承が今後発行されるのか、について私の立場では断定できることはありませんが、いよいよらんちゅう界は楽観してはいけない状況にあるとみています。

 

昨年リニューアルされた日本らんちう協会の新しいサイトも情報更新頻度は低く運用は軌道に乗っていません。

 

「発信しないと影響力は持てない、それは間違いない」

 

これはAbema TVなどでおなじみのサイバーエージェント社社長の言葉です。数年前に何かのメディアでこの言葉に触れた時、強く共感しました。会社経営をしている私にとっては仕事上の人生訓と言ってもいい言葉です。

 

自らのホームページでの発信が滞り、同時に影響力最大の発信媒体といえる金魚伝承を失いかねない状況にあるのが今のらんちゅう界。

 

コロナとピーシーズさんの動きの変化とメダカ人気の活性化という3大要因が同じ時期に重なったことはらんちゅう界にとって不運といえるかもしれません。

 

昨年の日らんホームページリニューアルで過去の記事のほとんどが消失したことも痛手です。さらには2019年末にヤフーブログのサービスが停止されたことも痛手です。らんちゅう愛好家の人気ブログはヤフーブログが最大勢力でした。それらの過去の素晴らしい記事の多くも消失してしまいました。

 

大きな危機なのではないでしょうか。100年を超える歴史が未来を保証してくれるという時代ではありません。

 

 

 

**********************

 

にほんブログ村 観賞魚ブログ らんちゅうへ

 

  にほんブログ村

 
 

*********************

 

兵頭秀一

 

■所属らんちゅう会■

楽友らんちう会

喜楽らんちゅう会

葛飾愛魚会

観魚会

 

■職業■

株式会社ちかなり 代表取締役会長

 

■株式会社ちかなりの主な事業内容■

就職情報サイト合説どっとこむ
バドミントンフィットネスクラブ楽ミントン

 

■著書■

受かる面接、落ちる面接 人事経験者だけが知る採用と不採用の境界線

(2017年12月16日 あさ出版)

 

■レギュラー出演中のFMラジオ番組■

「天職への道」番組サイト

 

■写真家としての作品集■

兵頭秀一フォトポートフォリオサイト

 

■SNS■

Facebook

らんちゅうちゃんねる

 

 

 

 

にほんブログ村 観賞魚ブログ らんちゅうへ

 

 にほんブログ村