春の選抜高校野球。東海地区2校の選考結果が話題に。
騒ぎになった理由はこの一点に尽きると考えられます。
「秋の同地区大会準優勝校が選出されなかったことが44年ぶりの珍事であること」
優勝者に準決勝以前で敗退したものは準優勝者より優れている場合も考えられる、という論理に間違いはありません。むしろその確率の方が高いとも言えます。それでも準優勝者が40年以上選抜されてきたということは明らかにこの組織には慣例主義(=手続き的正義)が根付いているわけです。
ところが、ここでなんの前触れもなくいきなり本質重視(=実体的正義)の考え方が採用された、それがなんと40数年ぶり。「なんでや」と騒がれるのは当然のことといえるでしょう。
選考委員会が説明すべきは何を評価して選んだか以前に、なぜここで慣例主義から本質主義に移行したのか、そして来年以降はどうしていくのか、だと思うのです。
以上が、この問題についての「理解」です。
ところで、昔勤めていた会社の社長がこんなことを言っていました。
指示した仕事を部下ができていない時は、、、
1.聞いていない
2.聞いているけど理解していない
3.理解しているけど納得していない
4.納得しているけど能力(行動力含む)がない
この4つの段階のどこに原因があるのかをはっきりさせないと過ちは繰り返す。
これは大変勉強になった話でした。
ということで、この社会問題について「納得できない」というならわかるけど「理解できない」と言ってしまうと逆に上原さんのカッコがつかないんじゃ。
そう考えてしまうのは私だけでしょうか。
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