日らんサイトに動画を載せることの是非

こちらのサイトは今日の記事をご理解いただくための一つの事例です。

現在、楽友、喜楽、葛飾、愛魚の４つの会のイベントに関する情報の日らんサイトへの掲載を担当しています。東部本部では数人のメンバーで手分けして各会の行事のサイトへの掲載作業を行っています。そしてそのメンバーはLINEグループを組んで必要な際には情報交換や意見交換をしています。

３年くらい前でしょうか。旧日らんサイトは様々な制度疲労が重なって、完全リニューアルされました。その際、西部本部の方々のご尽力があって今のサイトが立ち上がっています。しかしそこで一つ困った決定事項がありました。

それは動画掲載を禁止するというものでした。

西部本部の方々でサイト運営のルールが決定されたようです。もちろん東部や中部の役員の方には伝えられ、合意手続きはされたのでしょうが、その決定事項のどこに問題があるかはおそらく合意された方のどなたもお分かりになっていなかったと思われます。なので、私たち「エンジニア」にそのままその「困ったルール」が下りてきてしまいました。

動画掲載禁止の理由は二つと聞いています。一つは「サーバーへの負荷軽減」、もう一つは「不公平をなくす」。

その二つの理由がものすごく疑問で意味不明なので、当時私たち東部のホームページ担当は東部本部の担当役員の方にも強く異議を申し上げました。しかしこういう問題を議論して有機的な解決を図ることのできる会議体は日らんには存在しません。さらにその頃はコロナ禍という事もあり、そもそも東部、西部、中部を交えての会合の場が持てません。

二つの理由のどこがおかしいかについて解説します。

１．サーバへの負荷

この決定は動画をサーバーにあげることを想定したと思われます。それは大きな誤解です。リニューアル前から私がしていたことは「Youtubeの埋め込み」という方法です。これはサーバーに負荷などかからないのです。上記の葛飾愛魚会で３部門４８匹の動画掲載に組み込まれたコードが以下の約３０００文字です

この文字数が及ぼすサーバーへの負荷は写真１枚よりも軽いものです。ホームページ制作にかかわったことがある方はわかることですが、そうでない方はちょっと難しいお話です。

２．不公平をなくす

これはどちらの意味なのでしょう。写真が羨ましくて動画が残念なのか、またはその逆かがよくわからないのですが、おそらく後者。つまり動画が羨ましいと妬んでる方がおられるとみています。だとしたらみんな動画にすればいいじゃん、作業者も圧倒的にこっちの方が簡単手軽なんだから、ってことで議論は終わりだと思います。だから写真が羨ましくて動画が残念なのでしょうか。よくわかりません。

ということで、正直言うと私はこの２年、動画掲載を強行突破していました。

ここは私個人の見解になるので、もうそれならやめてしまえと言われれば従うしかないのですが、まず入賞魚の写真によるホームページへの掲載はボランティアなんかじゃとてもやってられないくらい大変な作業なのです。

まず現地での入賞魚写真撮影は動画撮影の１０倍くらい時間がかかります。人間の言うことなど聞かないらんちゅうが胸鰭を開いてまっすぐになる瞬間を取ること自体で１匹で１０分近くかかることもざらです。

しかも順位が決定してもなかなか札に名前を書かない人も多いし、さらに言うと撮影時は大体みんなが弁当食べている懇親会の時間とぶつかります。１６位までの魚の写真を撮っていたらもう皆さんと交流などできないのです。ギャラをいただく仕事ならやりますが（だからピーシーズさんとかはやれていたのです）。みんなと弁当が食えないなら会費を払ってらんちゅう会にいる意味も半減する、という気持ちはお判りいただけるかと思います。

これが動画なら入賞魚全部の撮影が５分～１５分くらいで済みます。みんなとお弁当も楽しむことは全然可能なのです。

また、自宅に戻っての掲載作業も上記葛飾愛魚会の例のやり方が一番早くて簡単。確かに会報誌に掲載されている時のような整った感じはありません。しかし私が確信するのは「迅速は完璧に勝る」。１２時ごろに会が終わってその日のうちにはもうホームページに載っている、これに勝る価値はないはずなのです。皆さんが望んでいるのは絶対にこっち、と確信します。

もう一つ言うと、体裁を整えて記録の保存性が高い美しいページを作ったとて、現在のサイトが１００年後も続いているか否かというところについての信頼性は極めて低いと言わざるを得ません。数年のうちにまた消えちゃうんじゃないのとさえ思います。改定前のピーシーズさん運営のサイトの時代にも相当な作業量で丁寧にたくさんの情報を掲載したにもかかわらず、それは今では「無」になってしまいましたから。これは作業を担当した立場から言うと「冗談じゃねえよ」というのが本音です。

とうことであれこれ言いたい放題を述べさせていただきましたが、解決策は簡単。

東部、中部、西部が連携する形で「ホームページ運営担当のチーム」を正式に立ち上げ、そのチームが年２回くらいオンライン会議をすればいいだけです。その辺は上記のグループLINEでも何度も提案させていただいています。

取り急ぎ今回は

「東部の一部の会に動画が掲載されていることに文句を言っている人がいる」

と西部本部の方から聞いたので、この場を借りて私見を述べさせていただきました。

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