らんちゅう趣味を始めてから以前より起床時間が2時間ほど早くなりました。
起きなければいけないという義務感による早起きではなく、起きたくなるので起きています。6時前に目が覚めて布団から出ることもしばしば。会社は近いので8時起きでも十分なのにも関わらず、です。
目覚まし時計など不要です。自然に起きてしまいます。
つまりは早くらんちゅうを見たいんですね。
早すぎる起床時間に、妻からは「おじいちゃん!」とからかわれます。
能動的な早起きの日々は53年生きてきて初めてです。仕事の都合で無理やり早起きしていた時代は「早起きは寿命を縮める」とすら思っていました。しかし今はとても健康的なこと、と思えています。
早起きは三文の得、も実感。今日も朝のうちに飼育作業だけでなく、家の片付けなどの雑用が結構進みました。なので10時すぎの今はゆっくりしています。
周囲が引くほどのお金と時間と場所を使うらんちゅうという趣味。でもこれほど多くの大人たちがなぜ夢中になるのか。しかも仕事で一定の成功を収めている「一流の人」もそこには多数。
思いつくままにこの趣味の魅力を箇条書きしてみると
1.早起きや適度な運動(飼育作業による)が体に良い。
2.競争があるので戦略頭脳も努力も必要。それこそ心技体が問われる。自分という人間の力量が試される。ゆえに成功した時の達成感が大きい。
3.芸術的感性と科学的アプローチと少しの運が全部必要なので飽きない。
4.仲間がたくさんできる。
5.来年、あるいは数年先にといった目標を常に持てる(何歳になっても向上心を持てる)。
といったところでしょうか。
さて、今日のらんちゅう写真を2枚。
1月末生まれの自家産魚。11cm。いい糞をしていました。糞が細いのは気になりますが。
写真で見ると大したことないし今のところ会には使えないレベルですが、お気に入りの1匹です。毎日のように洗面器にあげて眺めてしまいます。
尾形がイマイチと思ったので春の約2カ月ほどは2軍池に。餌も十分にやっていませんでした。ところが2軍池のなかで常に光るものを感じさせていた魚でもありました。腹のつき方にも一味違って迫力があり、大きな魚になる可能性を感じさせてくれていました。「当歳はダメだろうけど20cmくらいになって親になったら迫力がある魚になるかも」
ということでその後1軍池に昇格。すでに一回り大きくなったいた1軍の兄弟たちをどんどん追い抜いて今では兄弟の中でも最大サイズになりました。大きくなりやすい魚ってやはりいるものですね。
あとは何とか壊さず殺さず2年飼育出来たら。大きな魚になると思います。楽しみです。
こちらはまるで品評会の溜池。
自宅2階ベランダに2つおいているプラ舟ジャンボ400。ここはつまり病院、養生池です。
1階、3階、4階にいるらんちゅうたちに影響が及ばないよう設置しました。時期的には品評大会シーズンということもあり。
ここにいる魚は3階の3m巨大池でごそっとエラになった魚たちです。ここに移して塩を入れて2日目。もうだいぶ良くなってきました。この組は来年以降の2歳親育成チームなので早く餌をやりたい衝動にもかられません。まぁ安心です。
エラ病対応も様子の異変をいち早く察知して餌切って入れれば難なく治せる感じです。人間でいえば寒気がしたらすぐ厚着着て休息、のような感じで。
物言わぬ生き物飼育は観察が重要ってことですね。らんちゅうの気持ちを察知する力を磨いていきたいと思います。
宣伝。明日は葛飾愛魚会大即売会です。どうぞよろしくお願いいたします。