写真ではわかりにくいのですが、目幅と頭が気にいっている1匹です。
今年のテーマの一つは頭の良い当歳を作ること。経験が浅い中での感覚的な感触ですがこのグループはそこはまずまず順調ではないかという気がしています。ただ残念ながら泳ぎがイマイチ。四角い頭は泳ぎの邪魔となるのは当然の話。この矛盾を追いかけていくらんちゅうの奥深さをここでも実感します。
昨日と今日の二日間ですべての黒子を選別しました。
こちらはハネ組。
自分で言うのもなんですが、このハネは売り立て会には出せるレベルだと思います。昨年の反省=今年の目標その2は「売り立て会に出せる魚を作ること」
目的はこずかい稼ぎではありません。売り立てに出せるということは次の3つの評価があると思うのです。
1.魚が作れていることの証
2.会の財政への貢献
3.らんちゅう歴が浅い方(特に1年目の方)への貴重ならんちゅう調達機会の提供
昨年まではうちっこを売ったことは一度もありませんでした。それは魚が作れなかったことの証。そして会への貢献もできていないし初心者の方への貢献もできていない、ということ。反省しきりでした。
葛飾愛魚会などは6回の研究会含め年に8回?くらいの売り立てがあります。そこに毎回毎回魅力的な魚を出してくる先輩方、本当にリスペクトしていました。そのことについては私自身は会の成績以上に惨敗感を感じていました。
今年はちょっとは売り立てに魚を持っていけると思います。ただし私の出す魚は系統管理とは無縁の「雑種」です。したがって本格的な種としての価値はありません。研究会等でちょっと遊べる可能性があるかもしれない事、低確率で使える仔が引けるかもしれない事、観賞用、くらいのものですので予めご了承ください。ウリとしては私の場合間違いなく選別が下手ですから会用になるかもしれない良魚をはねてしまっている可能性もある、ということでしょうか。
こちらは自宅脇のハネ魚池。相変わらず連日多くの通行人の方に楽しんでいただけています。
子供さん、子供さんを連れているお母さん、お年寄りの方を中心に連日多くの方にお声がけいただき平和な会話を私も楽しめています。写真に写っているカメも大人気です。
今ではまるで水族館で働く人と同じようなモチベーションでこのハネ池を管理しています。多くの人に観て楽しんでもらいたいと。
品評会では価値ゼロでもこういう場では価値の高い魚はたくさんいます。極端に奇形じゃなくて色さえよければいいのですから。尾が弱い、サシ、ツマミ、まくれ、と言った言葉はここでは皆無。大きさも不問。
本当の金魚愛はこういうところに存在するのかもしれません。