品評大会から二日。隔離して様子を見ている出陳魚たちは元気です。写真の2匹含め4匹とも。
昇温処理も塩や薬の投入もしていません。私の技量で下手に水温や水質を変えることの方がリスクだろうとの判断です。過去に幾度か失敗しているので。
らんちゅうがその水温や水質に慣れているようであれば下手にいじらない方が良いと考えています。2歳、親の丈夫さにも賭けています。
54歳の私は若い頃より風邪をひかなくなりました。今、会社で最年長ですが私が一番風邪をひきません。それと一緒?
今年の2歳、親の好成績はほぼこの3m池のおかげといっても過言ではありません。20cmの親魚もよく泳ぎます。
収容魚は会用、あるいは会用候補の2歳と親を約15匹。
スポンジフィルターと自家製上部フィルターによるろ過。セットしてから2カ月半、全面水替えは一度もなし。2,3日に一度水を30%くらい抜きワンフロア上の当歳坪池の3日めの排水を再利用で給水。エサはペレットをタイマーで一日5回。一回30分でためきる程度の量を。実に手間のかからない楽ちん飼育です。
この秋の品評大会ではこの池から9枚の優等賞の賞状を獲得しました。
私の場合、所属の会が多く大会が連戦続きになります。
これは全滅リスクを伴うイチかバチかの賭けになるのですが、出陳魚は3日ほど隔離し様子を見て異常がなければこの3m池に戻してしまいます。
らんちゅうにとってこの池は最高の環境だと思っています。万病のもととなるちょっとした体調不良を避けるためにはこの池に入れるのが良いとの判断からです。
感覚的には自然の池です。自然の池ではエラ病の鮒が出てもその池全体の鮒が体調を崩すことはないだろう、という感覚です。
こういう風に調子に乗っているといつかは病気で全滅、という目にあってしまうかもしれません。しかし一方ではリスクを取った思い切りも大事だと思います。
自分特有の飼育環境を生かした勝ちパターン、それをこの3m池で確立できたことが今年最大の収穫です。大きな疵がなく、どこか一つでも魅力のある2歳、親をある程度作ればローカルではそこそこ結果が出ることがわかりました。
全滅事故には気を付けて、この3m池でらんちゅうライフを永く楽しんでいきたいと思います。