一番仔の横からの姿。これが約300匹います。皆同じような背腰。変なのはほとんどいないようです。泳ぐ姿の安定感からそう判断しています。ここからの造りが本当に難しい、深い部分なのだと思います。
ただただ餌を突っ込んだら崩れる可能性があるでしょう。しかしそれが甘いと細くて会には使えないらんちゅうになってしまいます。
こちらは3歳になったうちっ子2匹。
左の巣赤は一昨年の1月に採りました。当歳では会に使えなかったのですが冬に伸びて2歳会では大活躍。
右のかつぶしは一昨年の5月に採りました。兄弟魚が当歳小で観魚会の前頭に乗ったという収穫はあったものの全体的に造りが甘くみんなほっそり。その中で何となく尾形で残していた1匹。いまでは15cmを超えてきたのでこの後の頭の出具合ではローカルの会に使えるかもという期待で飼育しています。
この3歳魚たちを育ててきた過程は本当に反省だらけ、未熟そのものでした。しかし一部には良かった点もありました。
つくづく思うことは卵から採って3歳、4歳まで育ててみて初めて分かることがあるということです。それでも私はうちっこを3歳まで育てたのは数匹しかありません。
とにかく試行錯誤と努力を重ねながら経験を重ねていくしかありません。この奥深さがこの趣味の飽きない魅力です。