昨年、楽友らんちう会に入会された矢部文雄さんのお宅に訪問させていただきました。直接の要件は増えたメダカをお分けいただく目的で。
しっかり時間を取って飼育場に入れるのはほぼ日曜日しかないとのことでしたが、お約束させていただいていた昨日の日曜日はあいにくの雨。
で、お伺いしていいのかどうかを当日電話で確認すると「大丈夫だよ、やってるよー」
元々は錦鯉やメダカを熱心に飼育されていたところ、一昨年、私が経営するメダカ店にご来店。で、我が家にいたらんちゅうに興味を抱かれました。
その風格はいかにもという感じの社長さん。高額ならんちゅうを購入する際の決断の速さに超大型新人誕生の予感。
鉄は熱いうちに、と思った私はすぐに矢ケ崎さんを紹介。そして矢部さんは矢ケ崎さんと同年齢という偶然もあり意気投合。無事「らんちゅう界の住人」の仲間入りをされました。らんちゅう界屈指の大御所に同じ年の新弟子が誕生、の瞬間でした。
水替えを怠らず、魚を殺さず、元気に大きく育て上げる技術は元々一流の腕前。飼育環境づくりや飼育作業における動作一つをとっても基本に忠実。
多くのらんちゅう師の方々なら手放してしまうような「会にも種にもならない」らんちゅうまで愛情をこめてしっかりと育て上げられるところは愛魚家の鏡、でもありご本人も課題と感じておられるところ。
ご自宅のお庭はとても広くこの後まだ池を増やす予定もあるそうです。
楽友会は昨年は品評会が中止だったので矢部さんはまだ品評会デビューをされていません。今年のご活躍が楽しみです。
ところで、分けていただいたメダカの代金は私の会社から矢部さんの会社に振り込みでお支払い、という事になっていたのですが、たった今矢部さんから電話が・・・
「FAX番号教えて」
「振込先口座番号の件ですか?」
「そう」
「FAXは今使ってないんです。そのメモを写真に撮ってLINEで送ってください。これができるようになったのでみんなFAXを使わなくなったんですよ」
「えー、それができないから聞いてるんだよぉ、まぁ頑張ってみるわ」
人から「FAX番号教えて」なんて言われたのは何年ぶりでしょうか。
そんなお茶目な楽友会の矢部文雄さんに今後もご注目ください。
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