俺のらんちゅう

らんちゅうについて考えることは喜びである。

どの会も魚係周辺に問題山積と思う件

一昨日開催された喜楽らんちゅう会の会場写真より。

 

これは喜楽に限らず、私が参加経験のある多くの会に言えることなのですが、この魚係周辺の運営方法はとても課題が多いように思います。今回もそれを強く感じました。

 

まず、点数審査を終えたらんちゅうを収容するこのため池の問題。

 

一昨日は「20点以上の箱」「19点18点の箱」「17点16点の箱」「15点の箱」「14点の箱」「13点の箱」「12点以下の箱」という区分けでした。この区分けは大会によって異なるようです。

 

何が正解とは言えませんが、いずれにしても会の幹部で議論を尽くし、会としての明確な意図をもってなければいけないものだと考えます。特に上位の3箱の区切り方は結果に大きな影響を及ぼします。だけどこの区切り方についてはどの会もそんなに議論されていないようです。

 

私の個人的な提案はこうです。上位3つの区切りに絞って説明します。

「21点以上の箱」一人以上の審査員が5点を出したという大きな意味を持つ

「20点の箱」満場一致の4点という大きな意味を持つ

「16点から19点の箱」4点と3点に評価が割れたという大きな意味を持つ

 

どんな大会でも大関クラスは文句なしという事が多いと思います。問題は立行司から前頭1くらいまでの順位をしっかりと付けること。ここが荒いと大会の品格は下がってしまうと思うのです。

 

私たちが毎シーズン、ものすごい情熱と労力を注いで大会用の魚を造っていく時、そのターゲットは何位という相対的順位ではなく、審査で何点がつくのかという絶対評価にあるのです。

 

今私の池にいる魚もハウス内評価はこうです

「Sクラス」審査員の誰かが5点をつける期待のある魚

「Aクラス」審査員のほとんどすべての人が4点をつけると思われる魚

「Bクラス」4点と3点に評価が分かれる魚

「Cクラス」誰も4点はつけないと思われる魚

「Dクラス」会用としては戦力外

 

「19,18」「17,16」という区切り方をすると立行司から小結辺りの順位付けに運の要素のウェイトが高くなります。特に取締二と東関脇は大相撲で言うと十両と幕下くらい待遇が変わる(表彰状の有無)のでとても重要になります。

 

会社の人事評価にも似ているのですが、こういう時に大事なことは「単純な2点刻みによる箱分け」といった算数的な発想で思考を止めないことです。会社の人事評価も算数的発想のみで決められたルールは大体形骸化します。

 

次に魚係の件。

 

魚係は会の役職や地位が上位にある人はタッチしないことが多い仕事なので、そこに潜む重要課題が顕在化しないのかもしれません。この仕事に対する人の割り当てはどの大会を見ても非常に荒いと感じています。実際、審査開始時に作業割り当てをバタバタしているシーンは頻繁に見かけます。

 

特に

1.ため池から審査台に魚を運ぶ仕事

2.審査台から点数ごとの水槽に魚を運ぶ仕事

はその重要性が天と地ほど異なります。

 

「はいこれ、16点ね」と審査員に言われた魚を運搬担当の方が間違えて15点とか17点の箱に入れてしまったら大変なことです。

 

もし悪意のある人がいた場合、この仕事に入り込んで不正を行うことは可能でしょう。

 

まぁ悪意はなくてもケアレスミスのリスクがここには高く存在しています。以前、大きな大会である方が点数の箱を間違えそうになった危ないシーンを見たことがあります。

 

魚係のところは「魚は運ばない監督者」つまり魚係監督が必要なのではないでしょうか。

 

 

 

今回取り上げた二つの問題(点数分け、魚係)はいずれも会の規則には掲載されていないものです。

 

もちろん全てのことをルールとして明文化する必要はないと思います。「目次的規範」と「その場での判断」はどんな組織にもあるものです。ただ「その場での判断」に依存する場合、リーダーの存在とその力量がとても重要になります。

 

いずれにしてもこういったことは機会があればいろいろな方と意見交換をしてみたいと思います。もちろん正規の理事会等でも提案してみます。

 

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兵頭秀一

 

■所属らんちゅう会■

楽友らんちう会

喜楽らんちゅう会

葛飾愛魚会

観魚会

 

■職業■

株式会社ちかなり 代表取締役会長

 

■株式会社ちかなりの主な事業内容■

就職情報サイト合説どっとこむ
バドミントンフィットネスクラブ楽ミントン

 

■著書■

受かる面接、落ちる面接 人事経験者だけが知る採用と不採用の境界線

(2017年12月16日 あさ出版)

 

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