30年くらい前でしょうか。当時プロ野球選手の門田博光さんが40歳を過ぎて本塁打王を獲得した年に「不惑」という言葉が流行しました。不惑とは単に「40歳」という意味の他に「物の考え方に迷いがないこと」という意味もあるそうです。
このブログの初期に当たる2017年まで住んでいた細長い3階建ての住宅では狭い中でらんちゅうの飼育場をどうするか、惑いっぱなしでした。そして2017年末に現在のバルコニーと屋上が100坪もあるビルに転居。すると今度は飼育場造りの選択肢が多すぎて惑いっぱなしに。
しかし、昨年末。都内在住の白石さんの飼育場を拝見する機会に恵まれ、大いなる刺激を受けました。
特に勉強になったことは通路の確保や飼育用品の整頓の部分。環境を整備し、飼育作業の効率化を図ることの重要性を再認識しました。
直後に私も飼育場を環境整備。水替えや池掃除という作業をおっくうなものにしない環境づくりも大事だと考えました。また雨天の日でも快適に作業ができる一方で上手に太陽光や風も取り込む、という点にも重きを置きました。
そしてできた上の写真の私のらんちゅう飼育場はらんちゅう8年目にしてやっとたどり着いた「不惑の飼育場」です。東南角地の3階バルコニー。太陽と風は最高。アライグマやハクビシンの心配もなく、警戒すべき外敵はカラスだけ。手前の2面の池は蓋をしなくても済むようにし、らんちゅうを常に容易に観察ができるようにしました。
・仔引はせず当歳は買って研究会は遊ぶ(と同時に将来の親魚の素材を確保)
・品評大会で結果にこだわる部門は親魚(通過点で2歳魚の場合も)
と、らんちゅうの戦略も明確になり、迷いはありません。
環境と戦略という面ではようやく不惑にたどり着いた8年め。あとは経験を重ね技術と知識を磨き成績を上げていきたいと思います。
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