同腹兄弟当歳。左の魚は屋上で青水飼育。右の魚は室内で更水飼育。与えている餌の種類は一緒で色揚げ餌はどちらにも与えています。室内飼育の方も日差しは十分に当たる東南方向の窓際で飼育しています。
でもこれほど赤の濃さが違うんですね。
ここに掲載した2匹のみならず他の数匹も明らかに赤の濃度が異なります。
会用に育つポテンシャルという点では右の魚が上でしょうが、観賞用としての美しさは左に軍配が上がります。
赤が濃厚な更紗の金魚はそれだけで心が打たれる美しさです。最近は青水飼育は主流ではないようですが昔の教本には青水という言葉が連呼されています。
品評会で勝つためにどうしても形、大きさに重点が行きがちですが、そこは担保しつつ赤の濃厚ならんちゅうを造りたいと思っています。
4階で強く青水になりやすい我が家の屋上の池は赤色を作ることに有効なことはこれでわかりました。ただ青水になると魚が良く見えないことがハンデキャップになります。
釣りや漁の達人が水面を見ながら底にいる魚の様子を読み取るような経験と力が必要なのでしょう。その領域にたどり着きたいですね。