観魚会2歳会に参加。なんと西大関をいただきました。
優等魚5匹の動画はこちら
今回出した魚は楽友会矢ケ崎会長産の魚です。昨年の楽友会品評大会で西関脇、東部大会でドボン、がこれまでの戦歴です。
今回はこの魚を出すことはおろか、会への参加もためらっていました。「出せる魚がない!」と。
もともとはこの魚で勝負しようと思っていたのですが数日前にエラっぽくなって一度塩漬けしました。幸いに一晩で元気になったのですが「ベストコンデションではないな」という感じでした。
また、会長からはこの魚大きくしなさいとご指導をいただいていたのですが、自分のところで飼育して半年間、全然グレードアップできず。だから今の時点で胸を張って会に持っていく気になれなかったのです。
この魚を含め今回は4匹ほどの候補がいました。そして昨日の時点ではこの魚は有力候補ではありませんでした。しかし今朝になり考えを改めました。やはり一番減点要素が少ないのはこの魚です。他の候補は長所はあれどはっきりした短所もありました。「これだと2点が付くかもな」という魚ばかりでした。
この魚を持っていこうと思った決め手は観魚会の審査員の皆さんへのリスペクトでした。昨年の研究会で魚係をさせていただいた際に審査の様子を見て大変勉強になったとともに何が重要かのヒントもいくつか得ることができました。観魚会の審査員の皆さんはきっとこの魚のいいところを評価していただける、とも思ったのです。
終了後、帰りがけにある審査員の方にお声がけいただきました。「今日はいい魚を持ってきていただいてありがとうございます。またよろしくお願いします」と。恐縮です。そういう紳士なところがかっこよくて。観魚会が大好きな理由の一つがここにあります。
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そして今日はこの観魚会の結果に匹敵するうれしいニュースがありました。
午前中に足立区で愛魚会の2歳会がありました。(私は参加していません)
この2歳会でも私が1カ月前まで育てていたうちっこが東大関を獲ったのです。その魚はある事のお礼に私から渡谷さんに差し上げた魚でした。
1カ月前、渡谷さんが私の飼育場にいらして、私の昨年産のうちっこのTOP3(兄弟魚)を洗面器にあげてお見せした時・・・
渡谷さんもその時はかなり酔っていました。
で、ニコニコしながら「この3匹のうちいらないのある?」
「この魚(写真一番下)ならいいですよ」と。
この魚は頭とボディは良かったのですが尾が弱くて会には使えないと思っていました。(ちなみに写真一番上の魚は3月24日の葛飾愛魚会2歳会東大関です)
「俺がこの魚を関脇くらいには仕上げてあげる。うーん、尾が寂しいね。いけるかなぁどうかなぁ」
といいつつ持ち帰られました。
で、今日。
「観魚で西大関いただきました」とLINEしたら
返信が「俺の勝ち~」
???
と思ったらその1カ月前に持ち替えられた魚で今日の愛魚会2歳会の東大関を獲得されていたのです。
しかも魚名を「兵頭丸」ってw
やることがかっこよすぎですね。参りました。
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ところで今日の観魚西大関のみならず兵頭丸も葛飾の東大関も楽友会会長、「矢ケ崎系」です。兵頭丸と葛飾東大関は私が仔引きしたうちっこですが、その両親は矢ケ崎会長産の魚です。会長系は本当に別格の安定感というか、そこに頼れば私のような初心者でも奇跡を起こせるのではないかとさえ感じます。勝てるだけでなくその特徴事態も私が最も好きならんちゅうの形でもあります。
自己流や独学では絶対に勝てないこのらんちゅう趣味。3年目でこれほどいい結果をいただいている背景は会長はじめ、力と愛のある強力な先輩方が近隣にたくさんいらっしゃること、これに尽きると思います。堀切に住んでいなければ100年遠回りしたかもしれません。本当に感謝です。