20cmの4歳魚が☆になりました。この写真はすでに命なき状態の写真です。もう曲がってしまって会用としては引退していましたが自宅前を通りかかる通行人のみなさんの一番の人気者でした。一般の方にはなと言ってもデカさが受けるのです。
2歳の冬に横浜観魚会の売り立てで導入した斎藤一成さんの出陳魚。その時すでにサイズは17cmとか18cmくらいはあったかと。日本一を何度も獲得されている方がそこを目指す候補にされていた魚なのだと思います。けた違いの造りの魚を手元に置くことでいい勉強になりました。
私はその後1年半生かしただけですが昨年の品評大会では何枚かの賞状をもたらせてくれました。特に所属の楽友会で西大関と同会での自己最高位を獲得できたことはうれしく、この魚にとても感謝です。
20cmもあると遺体の処理も悩ましいところですが、飼育場の目の前の公園の草むらに穴を掘って土葬しました。時々はこの魚を思い出しながら飼育作業に励みたいと思います。
さて、今日は針子の選別です。
黒子の選別は自己審査と決断の連続ですが針子の選別は結構単純作業です。今年はもうすでに3腹が当たっている感があるのでこの腹にあまり思い入れはありません。どんな仔がでるか見てみたい、くらいの腹です。非情の選別でバンバンはねていきます。
20cmの魚は土葬が大変でしたが針子は熱帯魚水槽に放り込んで小魚の口の中に一瞬で吸い込まれていきます。食葬とでも言いましょうか。