花鳥風月 - 俺のらんちゅう

今年残して来年以降の会用として飼い込む当歳４匹が確定しました。１匹ずつご紹介。名前を付けないといけないですね。４匹いるので花鳥風月の一文字ずつを魚名としましょう（ただの思い付き）

１．命名：花

今年の８月に矢ケ崎さんからお分けいただいたメス。東部大会で洗面器に乗りました。頭がもう少しといったところですが、その問題は魚齢とともに解決していくと考えると来年以降期待できる魚です。簡単に腹が付く食欲旺盛な女の子。産卵を頻発したり卵詰まりに警戒したりという来年が予想されますが、そこさえクリアしたら会では活躍してくれると踏んでいます。筒元の白さが効いて更紗特有の赤の濃さを感じますが、それでいて一見巣赤にも見えるところも魅力です。尾形は安定しており、今後も崩れないと思われます。

２．命名：鳥

今年の秋に矢ケ崎さんからお分けいただいたメスです。２歳でいかにサイズを作れるかを課題としていただいています。「最終審査」だそうで。これ作れないともう良い魚は回していただけなくなってしまいます。プレッシャー。頑張ります。

３．命名：風

こちらも矢ケ崎さんより春にお分けいただいた魚。というか矢ケ崎家ではハネの魚でした。第一回の楽友会研究会で東大関とはなりましたが、その時の勝因は参加者の少なさ（多くの方の私用と偶然重なり）とサイズの大きさに過ぎませんでした。長手なのは良いのですが和金のごとく細い胴だったので一度は戦力外通告をしました。泳ぎが速くてなかなか捕まらないらんちゅうってどうよ、という感じで。しかしその後少し腹がついて来たので１軍池に復活。今年の会に使えないことは明白でしたが、２年後の親魚としてのポテンシャルを評価しました。何しろサイズの伸びが良く、現時点で１４．５cmあります。将来の２０ｃｍ越えは楽にクリアするのではないでしょうか。で、尾形はしっかりしており崩れないと思われます。２歳でも使えないと思います。とにかく再来年以降の親魚勝負の魚です。

４．命名：月

数日前に行われた喜楽らんちゅう会の交換会で落札しました。登嶋さん作出の魚です。登嶋さんの魚には思い出があります。

こちらの魚は私がらんちゅう１年生の時に葛飾の即売で当歳で買った登嶋さんの魚。

３歳で２０cm近くに達し、会で大活躍をしてくれました。明けて４歳となった２０２０年にはさらに良くなっており、もうローカルならどこに出しても優等間違いなしで普通に大関期待、の手ごたえがありました。しかいコロナ渦による大会の中止でその後は日の目を見ることなくこの世を去ってしまいました。本当に大好きだった思い出深い魚で、これをもう一度再現したいとの思いは常にありました。そんな中での数日前の出会い。色柄もあの時の魚と似ており出陳者も登嶋さんという事で強い思いをもって落札したのです。

ということで今年残した４匹はどれも背後に深いドラマがあり、今後頑張って育てていきたいというモチベーションをもたらせてくれる魚です。そういう意味では良いゴールができた年だったと満足しています。

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