料理の写真を上手く撮影するコツはお皿全体をフレームに入れないこと、なのだそうです。
これよりは・・・
こう、の方がおいしそうに見えますね。
私のカメラマンとしての活動はバドミントン写真が主体ですが、そのバドミントンも同様。
これよりは・・・
これ。
このことはプロカメラマンでもわかっていない方が意外に多いようです。バドミントン界のカメラマンは選手の頭の先から手の先、足の先をフレームにおさめる人が多くいます。TOP選手はフォームが美しいのでついつい体全体をフレームに入れたくなってしまいます。私もカメラマンとしての初心者時代はそうでした。
写真の目的にもよるでしょう。記録写真なのか芸術性を重んじる写真なのか。芸術性は被写体に寄せた写真の方が明らかに高いのです。
らんちゅう写真はほとんどの場合その目的が「記録」にあります。こんな感じで全体をおさめます。
でも本当はこういう写真を楽しんでみたいんですよね。
この魚の良さはうろこ並びの美しさにあり、頭と尾はむしろちょっと残念な魚です。
長所を強調して短所を隠す写真はグラビア写真でも普通にあること。
日らんサイトに掲載する写真は記録としての写真ですが、このブログでは芸術性を追求したらんちゅう写真にもどんどん挑戦してみたいと思います。