2017年の6月に開催された楽友らんちう会2歳大会。これが私の会のデビュー戦でした。当時は仔引きも1年生。らんちゅう会での人脈も乏しく、手持ちの戦力はなし。金魚屋さんかネットオークションで調達するしかありませんでした。
写真の魚は江戸川区にある佐々木養魚場で2万円で購入したばかりの魚。大会の結果は20匹中19位。そもそも上位に位置する魚と下位の魚はどこが違うのかが全く見えませんでした。会で上位に入賞するなんて一生無理かも、と思ったものです。
ただその時私はすでに50歳過ぎ。それまでの人生の経験から大会にたくさん出ていい魚をたくさん見ていけばやがて眼は肥えてくるだろうという確信はありました。
それは例えば「いいメス猿は分からないけどイイ女は瞬時に見分けることができる」ような感覚と同じものではないかと想像していました。
また、40年以上続けているバドミントンではこんな感覚を持っています。学生時代は弱小チームにいたので全く目が利かず、でした。キャリア20年、40歳近くなるまでは地区優勝くらいの選手と全国優勝する選手の違いが判らなかったのです。
その後、仕事で世界や日本のTOP選手のプレーをコートサイドで観戦できる機会に恵まれました。それが数年続いたあとは一気に目が肥え、今では例えば高校生のプレーを数分間見るだけで地区レベルか県レベルか全国レベルかが見えるように。
らんちゅうを始めた時点ではすでにその感覚があったので、その時は全く見えなかったらんちゅうの良し悪しも時が解決してくれるだろうと。ただし年齢も年齢なので時間をかけてはいられません。
で、結果的に有効だったことは二つ。一つは矢ケ崎さんのお宅が歩いて行けるほどの距離にあり、全国レベルの魚を頻繁に見ることができたこと。もう一つは5つ以上の会に常に参加し、毎週のように研究会や大会に顔を出したこと、でした。
研究会参加が月に4回あれば目を肥やすという点においてはそれが月に一度の人の4年分を1年で稼げる、と考えたのです。
2016年から書き続けているこのブログ。記事総数も2000本を突破。ここまで来ると過去の振り返りだけでも記事を書くことができそうです。ということでネタの少ないこの冬はこのシリーズで行ってみようかと思います。
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