観魚会品評大会に参加。
まずそもそも今回は4歳魚1匹のみを出陳する予定でした。
そんな中で起こった奇跡のドラマ。
その始まりは昨日土曜日のことでした。
楽友会の大先輩で現在堀切めだか5号店(埼玉県羽生市)を運営していただいている森山さんと浜松町で開催された「東京メダカフェス」に見学参加をしていました。
一通り見学を終えた後、森山さんがぽつっと一言。「矢ケ崎さんの池を見に行きたいなぁ。今日いるかなぁ」。ということで電話で確認、承諾を得て夕方ごろ訪問。
飼育場で1時間ほど過ごさせていただいたのちの帰り際。矢ケ崎さんが私に突然こうおっしゃいました「10月15日の葛飾愛魚会に持っていく当歳は持っているのか?」
「いいえ」
「俺が葛飾に出そうと思っていた魚があるんだけど、持っていくか?(もちろん購入で)」
とてもいい魚だと思いました。葛飾もそうですが、2歳以降での活躍も期待できそうです。
「お願いします」
その時、ふと思いつきました。
「これ、明日の観魚会品評大会にも出す、という手もありますよね?」
「うーんそうだな。ただし小の部で出陳できれば優等もあるかもしれないけど、大の方になったら小役がやっとかもしれないぞ」
私も同様の感想を持ったのですが、泳ぎがキレキレなので、洗面器ですごいパフォーマンスをしてくれればワンチャンあるかも、とは思いました。ただ、そうはいってもさすがに大の部で優等はないだろうと、特に過剰な期待はしていませんでした。
そして今日。当歳魚の方は大の部に振り分けられました。「これで良くて小役、だけど収まりどころは前頭なんだろうなぁ」と。
それよりも私の今日の関心はこの4歳魚が親魚部門でどのくらい行くのか。
昨年の3歳時にこの大会で西関脇だった魚です。あとちょっとステップアップできれば念願の観魚会初優等です。
しかしため池を除くと・・・みんなデカイ・・・
出陳数は少ないのですが、この中に・・・
1.昨年の全国大会2歳の部の日本一
2.昨年の観魚会親魚の部の1位
3.今年の東部大会親魚の部の1位
がいるとのこと
すさまじきグランドチャンピオンカーニバルじゃないですか。他にもよさげな魚が複数いそうだし。これはどう見ても5位以内は不可能か?
で結果は東関脇・・・
昨年より一つステップアップしたものの、またも高い高い観魚優等の壁に阻まれました。
ただこの結果は見方を変えれば超幸運。
5位までの魚は段違いのレベルでした。この魚がそこに入る可能性はちょっとあり得ません。誰が審査をしても何回やり直してもそこは変わらないと思います。一方、6位以下の魚では薄氷の勝利を得た、という感じ。特に上位3匹には度肝を抜かれました。
甘くはない。心を入れ替えるくらいの気持ちでまた出直すしかない。観魚優等という大目標は来年以降へお預けだ、と猛反省。
その約1時間後。
当歳大部門の審査が終わり魚が洗面器へ次々と運ばれてきました。まさか上位はないと思っていたのですぐには洗面器を見に行きませんでした。その時は誰かと雑談をしていたと思います。
そして魚が前頭まで並び始めたころ、東大関から順にみていくと・・・ぱっと見で上位16匹にはいないようでした。当該の魚は巣赤で分かりにくいのでもう一度東大関から確認すると「あれれ?まさか?」
観魚会の当歳大の部で優等には入ることは一生ないと思っていました。このブログでも書いてきた通り、通常時は努力方向をそこにはおいていません。それに加え、ここは大会直前に何らかの形で入手した魚で即優等なんてこともあり得ないと。
今回図らずも、という形ではありましたが、積年の宿題であった「とにかく観魚会で一度は優等」はクリア。来シーズンの課題はもうそこではなく一段高いところにおくことができる、それがデカいと思います。
昨日キッカケをくれた森山さん、そして毎年優良魚を量産され、私たちに数えきれないほどたくさんの喜びを与えてくださる矢ケ崎さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
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